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柔らかな頬

桐野夏生 【講談社】

不倫旅行中に失踪した幼い娘を捜し続ける母親、それに協力する余命わずかな元刑事…とかなり期待を持たせる設定ですが、あくまでも桐野流。だんだんと事件そのものからは離れて関係者たちのそれぞれの物語へと拡散していき、最終的には全然別の場所に着地します。

これはこれでおもしろい読み物だけど、推理モノor犯罪モノを期待してるとちょっとスカされた感じかも。設定が興味深いだけに。
「OUT」と似た読後感ですね。あっちはもっとラストがぶっ飛んでたけど。

前々から気になってはいたんだけどなかなか手に取る覚悟が決まらなかった本作。
毎日あんまり暑いので、イヤな話でも読もう!とついに読破しましたが、思ってたほどイヤな話でもなかった…と思うのは私が独身で子供もいないからだろうか(笑)

2008年7月

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