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恩讐の彼方に 忠直卿行状記ほか8編

菊池寛 【岩波文庫】

テーマ小説というらしいですが、これってあれよね、いわゆる二次創作というか。誰もが知っている有名なキャラクターを借りてきてお話をつくる。SSですね(笑)

でもそう考えたら、歴史小説なんてみんなそうなんだな。信長、秀吉、家康なんて日本人なら誰でもある程度背景やら性格やら知ってるもんね。まあナマモノ(笑)なのである程度動かせない事実というのはあるけれど、あとは作家が細かい設定を創作して語らせ、動かすわけだよね。

さて、菊池寛の場合はほんとに創作で、まず語りたい話ありきでキャラをはめ込んでいる感じ。
このお話が、みんな素朴で善意で生真面目でたいへん結構です。
やっぱ古典は安心して読めるよ(笑) 自分を見つめ直したいときや道に迷ったときにはぜったい古典を読むべきだと思います。

2008年11月

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