フロスト気質
R.D.ウィングフィールド 【創元推理文庫】
このあいだ1作目を読んで、いきなりシリーズ4作目。
読む順序が前後してしまいましたが問題なし。多分。
上下巻。プロットは複雑に錯綜し、大きいものだけで3つの事件がノンストップで同時進行します。不眠不休のフロスト警部といっしょに読んでるほうもフラフラになるよ!読み始めたらとまらないし!
1作目は古き良き英国の雰囲気でしたが、この作品の刊行までに10年の歳月が経ってることもあってか、だいぶ世相が厳しくなっております。コンピューターや携帯電話も出てくるし、発生する事件も何だかやるせない感じ。
殺人犯にもちゃんと理由があって本当に邪悪なだけのやつは誰もいないというのは前作と同じですが、事件自体がより悲惨で背景も現代的になっています。
とはいえ、フロスト警部のお下品&適当っぷりは健在。
今回は身内にいじめっこ(笑)が2人いて、プレッシャーがかなりきつくてちょっとかわいそうですが。あ、邪悪なだけのヤツがここにいたじゃん。。
思わず笑ってしまうボケの数々は見習いたいところ。?
頭脳明晰なようでいて実はただの思いつき。でもそれを押し通すことで強引に真相にぶち当たる泥臭さは応援せずにはいられないわ!
2008年12月

