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正義の裁き

F.ケラーマン/吉澤康子(訳) 【創元推理文庫】

とある事件をきっかけに知り合った、敬虔なユダヤ教徒のリナとロス警察のデッカー刑事のシリーズ最新作。

刑事小説としていかにもロサンゼルスらしい現代アメリカの社会犯罪を題材にしつつ、リナとデッカーの恋愛物語も同時に進行。
シリーズが進むにつれて、結婚したり子供が生まれたり互いの連れ子や親子関係にスポットライトが当たったりと、プライベート面でもなかなかの大河ドラマです(笑)

シリーズ前作は、ユダヤ人とダイヤモンド業界のつながりについて歴史や政治経済も取り込んだ大作ですごくおもしろかったんですが、今作は…

なんですかこのハーレクインロマンスは。

勉強だけが取り得の地味な私に、学校一ステキな彼がとつぜん話しかけてきたの。いったいどうして?!
激しい恋に落ちてしまった私たち。けれど彼が実はマフィアの息子で、親が決めた婚約者がいたなんて! さらに前のガールフレンドが何者かに殺されて、彼が第一容疑者に?! 神さま、私はどうすればいいの?!

あーこう書いたら改めて、これなんてハーレクイン? というか携帯小説?
途中で何度ももうかんべんしてくださいって気になったわ(爆)

しーかーもー、あそこまでやっといて最後の最後になって逃げるってどういうことよ?! 毒を食らわば皿まででしょうが! 覚悟が足りないんじゃこのコムスメが!

といろいろストレスがたまりましたが、そもそもシリーズの最初の話を読んだとき、何このラブサスペンス(笑)と思ったことをすごく思い出しました。
同一シリーズの中でハーレクインのときとハードボイルドなときがあるんですね。
次回作はハードボイルドがいいです。

2008年11月

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