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襲撃待機

クリス・ライアン 【早川文庫】

ときどきものすごく読みたくなる襲撃モノ。
主人公は英国SAS軍曹で、北アイルランドでの対テロ活動から南米コロンビアでの作戦行動まで活動は広範囲にわたり、合間に各種訓練の様子や装備の説明も盛りだくさん。
超満足。

襲撃モノの何が好きかというと、非常ーに理路整然としてるところ。
目的があって、それに対してデータを収集し、作戦を立てて必要なものを準備して行動する。何かひとつでも誤解やミスがあるとゲームオーバー、ということで、なんかこう、シミュレーションゲームみたいなんですよね。

これも作者は元SAS隊員ですごくおもしろかったんだけど、それにしても私の偏愛するアンディ・マクナブのニック・ストーンシリーズの新刊はまだでしょうか訳者さま。(→この作品と同じ伏見威蕃)

実体験に裏づけられたディティール描写が売りという点でテイストは似てるんだけど、主人公の性格でだいぶ違います。
ニックはほんとに何かが欠落してるというか…びしょ濡れの犬(→子犬じゃなくて成犬)みたいな哀れっぽさとしぶとさがほっとけないって感じなんですが、このお話のジョーディはもっとずっとまとも(笑)です。人間関係もちゃんとつくれて、明るくて感じがいい。女子にもモテてるし。

というか、ジョーディはあくまでもチーム行動だけどニックは基本単独行動だからか?
まあとにかくニック・ストーンが好きなんです。早く続きをお願いします!

2009年5月

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